MEDICAL REPORT
メディカルトレーニング
1
第一回目はサッカーを行う上で最も基本となるセルフコンディショニングについてお話をいただきました。
セルフコンディショニングとは具体的に何を指すのか、またどのような意識を持つことが必要なのかなど、実際にプロの選手を日々管理されている日本サッカー協会トレーナーの方々に直接アドバイスをいただきました。
セルフコンディショニングとは⇒上手になるための準備
セルフコンディショニングで重要なこと
- ●自分のことは自分で行う
- ●自分の判断で出来るようにする
- ●目的を持って行うようにする
- ●日々の生活から準備は始まっている
- ●良い習慣を日常化する(準備・後片付け)
上手になるために、、、
●各自がセルフコンディショニングを日常化し、選手として自立する。
コンディショニングとは?
●設定した目標を達成するため、パフォーマンスの発揮に必要とされる全ての要因を適切な状態に準備すること
●コンディショニングの大きな目的は、
- パフォーマンス向上
- 傷害予防
- リカバリー(疲労回復)
☆パフォーマンス発揮を考える時にピッチでのサッカーのトレーニングが重要であることは言うまでもない。
サッカーは間違いなくサッカーをプレーすることで向上する。
土台となる生活(ライフスタイル)がしっかりしていなければこの三角形は大きくならない。 逆にしっかりしていてもその次のトレーニングがおろそかであれば末広がりだけの三角形になってしまう。
ライフスタイルは選手の自己責任が要求される。
コンディショニングは大きな四つの柱からなっている
コンディショニングを行う目的である「パフォーマンス」の向上はこの四つが支えていると考えている。
まず一つ目はトレーニング、トレーニングなくして向上はない。
二つ目がリカバリー、特に現代サッカーではハードワークが求められており、リカバリーはトレーニングと同等に重要となる。
三つ目は食事、栄養補給、枯渇したエネルギー補給やダメージを受けた筋を素早く回復させることで、最も重要なトレーニングをしっかり行うことが可能となる。
最後が睡眠、心身ともに疲労を回復させる、タイミングの良い食事とタイミングの良い睡眠により疲労回復はさらに効果的となり、体の強化を推進される。食事と睡眠はタイミング、質、量が重要となる。環境は整備と適応がポイントとなる。
監修:日本サッカー協会医学委員会